2010年04月30日
C62形機関車と銀河超特急999号の共通点
これまでSLの走る大井川鉄道にスポットを当ててお話してきましたが、ここからはアニメ「銀河鉄道999」の世界も見ていきたいと思います。
2009年9月9日、大井川鉄道を銀河超特急999号特別列車が走った時は、多くのSLファンとアニメファンが訪れたそうで、未だ銀河鉄道999が根強い人気を誇っていることが伺えました。
アニメファン、SLファンのほとんどの人は、銀河超特急999号が実在するC62形機関車をモデルとして描かれたことを知っているでしょう。
しかし、いくらモデルにしたとは言え、実在の機関車とアニメの世界に描かれる機関車が全く同じというわけではありません。
ここでは現存しているC62形機関車と、アニメ中に出てくる銀河超特急との相似点を挙げてみます。
ナンバープレートについては後ほど詳しくお話しますが、原作と劇場版ではC62-48、テレビ版ではC62-50となっています。
実在する機関車はC62形49号機までです。
次にC62形のキャブ部についてですが、実際に造られた49両それぞれに微妙な違いがあるため、どれがアニメのモデルとなったのか特定が難しいところです。
蒸気機関車は走らせる地域で使いやすくするため改造が加えられていきます。
それで同じように造られた機関車でも段々違いが出てくるのです。
車輌を特定する場合、キャブ後部にあるひさしのカーブや雨どいを見て判断するのですが、そもそも999号は屋根のひさしが短すぎるためモデル車輌を特定することはできません。
次に砂をまくための管ですが、銀河超特急ではこの砂まき管が3本、ボイラー外皮に直線的につながっています。
このような配置は実際のC62形には見られず、おそらくデフォルメされたものなのでしょう。
近いイメージとしてはC62形1号機がありますが、こちらは当初2本の砂まき管だったものを改造して3本にした車輌です。
このように実存するモデル車輌を特定できそうでできない、この葛藤がまた銀河鉄道999の面白さのひとつでもあるようです。
2009年9月9日、大井川鉄道を銀河超特急999号特別列車が走った時は、多くのSLファンとアニメファンが訪れたそうで、未だ銀河鉄道999が根強い人気を誇っていることが伺えました。
アニメファン、SLファンのほとんどの人は、銀河超特急999号が実在するC62形機関車をモデルとして描かれたことを知っているでしょう。
しかし、いくらモデルにしたとは言え、実在の機関車とアニメの世界に描かれる機関車が全く同じというわけではありません。
ここでは現存しているC62形機関車と、アニメ中に出てくる銀河超特急との相似点を挙げてみます。
ナンバープレートについては後ほど詳しくお話しますが、原作と劇場版ではC62-48、テレビ版ではC62-50となっています。
実在する機関車はC62形49号機までです。
次にC62形のキャブ部についてですが、実際に造られた49両それぞれに微妙な違いがあるため、どれがアニメのモデルとなったのか特定が難しいところです。
蒸気機関車は走らせる地域で使いやすくするため改造が加えられていきます。
それで同じように造られた機関車でも段々違いが出てくるのです。
車輌を特定する場合、キャブ後部にあるひさしのカーブや雨どいを見て判断するのですが、そもそも999号は屋根のひさしが短すぎるためモデル車輌を特定することはできません。
次に砂をまくための管ですが、銀河超特急ではこの砂まき管が3本、ボイラー外皮に直線的につながっています。
このような配置は実際のC62形には見られず、おそらくデフォルメされたものなのでしょう。
近いイメージとしてはC62形1号機がありますが、こちらは当初2本の砂まき管だったものを改造して3本にした車輌です。
このように実存するモデル車輌を特定できそうでできない、この葛藤がまた銀河鉄道999の面白さのひとつでもあるようです。
Posted by 関 at 21:29
│C62形蒸気機関車