大井川鉄道沿線の見所
大井川鉄道を普通列車でのんびり旅するのもよいものですが、SLに乗りたくて大井川鉄道を訪れる人も多いと思います。
2009年秋に行なわれた銀河超特急999号のイベント運行で初めて大井川鉄道を訪れた人もいるかもしれませんね。
銀河超特急999号もそうでしたが、SL列車は急行なので各駅停車ではありません。
金谷駅を出発してから終点の千頭駅に到着するまでに停車する駅は、新金谷駅、家山駅、下泉駅、駿河徳山駅です。
千頭駅発のSLは、加えて笹間渡駅にも停車します。
ここではSLが停車する駅から立ち寄れるいくつかのスポットを紹介します。
まず始発駅となる金谷駅、ここから国道473号線沿いに牧之原方面に5分ほど歩くと、旧東海道金谷坂石畳へ行くことができます。
ここは江戸時代に東海道の難所として名を知られた金谷坂で、平成3年に金谷町民約600名の参加によって復元された石畳です。
竹や杉の木がトンネルを作る430mの石畳を歩いていると、当時の旅人の苦労が偲ばれます。
石畳の入口にある数寄屋造りの石畳茶屋では、地元の金谷茶を囲炉裏端で味わうことができます。
次に家山駅ですが、桜の季節に訪れたらぜひ家山の桜トンネルを見物してください。
大井川鉄道に沿った県道の両側に500本もの桜が植えられ、3月終わりから4月にかけて一斉に花開く様はとても素晴らしいものです。
その脇をSLが駆け抜けて行く光景は、旅の思い出として忘れられないものとなるでしょう。
また家山駅前にあるお茶の朝日園が手がけるお茶専門の喫茶店「遊」にもぜひ立ち寄ってみてください。
茶房「遊」では香りの良い川根茶だけでなく、川根産の中国茶や紅茶も味わうことができます。
お茶を使ったスイーツも楽しめますよ。
駿河徳山駅からは徒歩10分で行ける「フォーレなかかわね茶茗館」を紹介します。
ここでは川根茶に関する歴史や栽培方法、お茶と健康の関わりなどが学べます。
入館は無料で、川根茶とお茶菓子が300円でいただけます。
やはりお茶処静岡なだけに、地元のお茶を楽しめるスポットが多く感じます。
SLとお茶、これもまた旅愁を誘う組み合わせですね。
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